釣りって海の世界に思いを馳せる作業なんだね。という話

コラム

 

こんにちは、カワハギです。

 

先日、友人と釣りに行きました。

 

釣り

私自身、釣りは性に合わず全然しません。

海に近い町なので小学生時代には『釣りクラブ』なるものが在り、そこに所属していました。

しかし、釣り自体が好きなわけでなく、仲の良い友だちが入ったからという理由が主体でした。

なので、釣り始め開始10分ほどですぐに飽き、テトラポッドにて遊んでいました。

今考えると、そんなクラブでの態度を顧問の先生に怒られなかったのは、先生自身が釣りを楽しんでいたからではないか?とふと思った次第です。

 

 

話はそれましたが、それぐらいの釣りレベルの私が、久々に釣りをしました。

結局、釣れなかったんですけども。

1時間ぐらいですかね、私は早々に飽きてましたが。

 

 

友人の意外なアドバイス

 

釣りが終わり、二人で片付けをしながら、

「なんかコツとかないの?」と何気なく聞きました。

どうせ大した事は言わないだろう。

針を投げて、竿を引いて、釣れるか釣れないかのギャンブルみたいなもんじゃないの?とかなんとか言われると思ってましたが、予想は外れました。

 

 

友人「まず、針を投げるでしょ?

そしたら、投げてから着水するまでの時間でなんとなくの距離を掴むんよ。

で、着水してから底につく時にコツンって感覚が伝わるから、その時間で底までの距離も測るんだよね。

そして、リールをたぐりながら底を這う餌の振動とかちょっとした引っ掛かりとかを感じ取りながら手元まで寄せる事で、海底の凹凸とか障害物とかを把握するんよ。

あとは何度か、場所とか範囲とか変えて投げてみて、海中の状態を想像して当たりをつけるんよ。」

 

 

え?そんなに理論的なの?

勘とかオサレ雰囲気で投げてんじゃないの?

意外と頭つかってね?

 

私「っていうか、始める前にそれ教えてくれね?」

と思わず言ってしまいました。

 

友人は、

「ごめん、釣りやる人間としては当たり前過ぎてわからんやった」

と笑っておりました。

 

 

 

感想

それにしても、友人からの説明を聞いて、まるで頭の中に海中地図を作っているようだな、と感じました。
それまで、釣りとは、天候とセンスと運の代物だと思っていました。
しかし、海中地図を頭に広げるというのは、
意外とロマンに溢れるというか、クリエイティビティがあるというか、想像性豊かじゃないとできないものじゃあないですか。
釣り人の頭上には、みんな海中地図の立方体が浮かんでいるのかもしれません。
この話を聞いてから、波止場で釣り人が並んでいるのを見ると、また違った光景が浮かんでくるようになった、
という話。

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